「この前ディーラーに聞いたら下取りゼロって言われた」——そういうご相談をいただくことが結構あります。でもディーラーの下取り査定と、トラック専門の買取査定はまったくの別物です。
当センターでは、ディーラーでゼロ円と言われたトラックに20万円以上の値がついた事例が何度もあります。年式20年超・走行距離40万km超でも値段がつく。その仕組みと、広島で売ると有利になる理由をお伝えします。
なぜ古いトラックにも値段がつくのか
海外では日本のトラックがブランド品
日本で「もう限界」と判断される10年落ち・20万km超のトラックが、東南アジアやアフリカでは現役バリバリで走っています。日本には車検制度があるので、海外の同年式車両と比べてコンディションが圧倒的に良い。「Made in Japan」のトラックは、それだけで信頼の証なんです。
いすゞ、日野、三菱ふそうは海外にもサービスネットワークがあるので、古い車両でも部品の調達に困らない。だから年式に関係なく買い手がつく。国内では値段がつかないと言われた車両が、海外ルートに乗せた途端に数十万円の値がつくことは日常的に起きています。
パーツには「部品としての相場」がある
エンジンが焼きついていても、ミッションやデフは使える。キャビンだけでも需要がある。トラックの主要パーツにはそれぞれ中古部品としての市場価格があるので、車両が走れない状態でも「部品の合計値」として買取価格が出ます。
特にディーゼルエンジンのリビルト需要は強く、エンジン単体で10万円を超える場合もあります。足回りのパーツも、国内のトラック整備工場からの引き合いが絶えません。
鉄としての価値が最低ライン
トラックは車体が大きい分、鉄やアルミの含有量がかなり多い。大型トラックならスクラップだけで10万円以上になることもあります。つまり、パーツとしても海外向けとしても値がつかなかったとしても、鉄の価格が最後のセーフティネットになる。
「何をどうやってもゼロ円」というトラックは、まずないと思ってもらって大丈夫です。
広島でトラックが高く売れる理由
広島港という輸出拠点
広島港は瀬戸内海に面した国際貿易港で、中古車の海外輸出にも使われています。県内で買い取ったトラックを広島港から直接船積みできるため、わざわざ大阪港や神戸港まで陸送する必要がありません。
陸送費は距離にもよりますが、大型トラック1台で5万〜15万円かかることもある。この費用が不要になるぶん、買取価格に上乗せできるわけです。
造船・重工業・自動車産業の集積地
広島県はマツダの本社があることで有名ですが、呉市の造船業、福山市の鉄鋼業(JFEスチール)、東広島市の工場群など、重工業の集積度が高い地域です。
こうした業種ではトラック・ダンプの使用頻度が非常に高い。工場間の部材輸送、建設現場への資材運搬、港湾での荷役作業——あらゆる場面でトラックが使われています。稼働台数が多い分、入れ替えも活発で、買取市場の流動性が高いのが広島の特徴です。
中山間地域の土木需要
広島県は県北部に中山間地域が広がっており、道路の整備・補修やインフラ工事が継続的に行われています。こうした現場で活躍するのがダンプカー。
2018年の西日本豪雨以降、防災・減災のための土木工事が増加しており、ダンプの需要は高止まりしています。古いダンプでも「現場で動けばOK」という実需があるため、他の地域より高値がつきやすい傾向があります。
買取相場の目安【2026年・広島県】
以下は平ボディを基準にした参考価格です。ダンプ・ウイング・冷凍車などの架装付きはさらに高くなります。
小型(2tクラス:エルフ、キャンター、デュトロなど)
10年落ち・15万km前後:25万〜75万円
15年落ち・25万km前後:10万〜35万円
20年以上:5万〜18万円
中型(4tクラス:フォワード、ファイター、レンジャーなど)
10年落ち・20万km前後:50万〜145万円
15年落ち・30万km前後:20万〜75万円
20年以上:10万〜40万円
大型(10tクラス:ギガ、スーパーグレート、プロフィアなど)
10年落ち・30万km前後:75万〜290万円
15年落ち・50万km前後:30万〜115万円
20年以上:12万〜55万円
※2026年3月時点の参考値。広島県は防災関連の土木需要の影響でダンプの相場が堅調です。
高く売るためにやっておきたいこと
複数の業者に査定を出す
1社だけの査定で決めるのは損します。広島は買取業者の数がそこまで多くないので、県内の業者だけでなく、全国対応のトラック専門業者にも声をかけてください。出張査定無料の業者を2〜3社選んで相見積もりを取るのが基本です。
ディーラーの下取り査定は参考にしないほうがいいです。ディーラーは新車販売が本業なので、中古トラックの再販ルートを持っていない。結果として、実際の市場価値よりかなり低い金額を提示されることが多い。
整備記録簿は最強の武器
オイル交換、タイミングベルト交換、車検整備——これらの記録が残っている車両は、査定で明確にプラスになります。「ちゃんとメンテしてきた」という証拠があると、エンジンや足回りの状態を好意的に評価してもらえるからです。
記録がない場合でも、日常的にやっていたメンテナンスの内容を口頭で伝えるだけでも違います。
荷台の土砂と車内のゴミは処分しておく
大がかりな清掃や修理は不要です。ただ、ダンプの荷台に残った土砂、キャビン内に溜まったペットボトルや弁当殻くらいは片付けておいてください。査定士の第一印象が違います。
広島県は山間部の現場で使われたダンプが多く、荷台に土砂がこびりついているケースがよくあります。高圧洗浄までしなくていいですが、シャベルで大まかに落とすだけでも見た目が変わります。
架装の機種名まで伝える
「クレーン付き」だけでなく、メーカー名と型式(例:タダノ ZR304、ユニック URV344)まで伝えると、査定の精度が上がります。同じクレーン付きでも、メーカーやブーム段数で値段がかなり違う。
ダンプなら、ローダーダンプなのかリアダンプなのか、三転ダンプなのか。この情報があるだけで、電話の段階でもかなり正確な概算が出せます。
売るなら先延ばしにしない
「あと半年は使うつもり」という方は別ですが、すでに使わなくなっている車両を放置しているのは損です。年式が1年経てば査定額は10〜20%落ちますし、放置期間が長いとバッテリー上がりやタイヤの劣化でさらに減額要因が増えます。
使わないトラックは、早く査定に出した方が手元に残るお金は確実に多くなります。
よくある質問
Q. 車検が切れたトラックも買取できますか?
できます。車検が切れていても、積載車で無料引き取りに伺います。広島県内どこでも対応しています。
Q. エンジンがかからない不動車ですが?
不動車でも値段がつきます。ミッション、デフ、キャビンなどのパーツに需要があるため、走れない状態でもゼロ円にはなりにくいです。まずは車両の状態を教えてください。
Q. 事故歴・修復歴があっても査定してもらえますか?
もちろんです。フレームの状態によって金額は変わりますが、修復済みの車両であれば通常に近い買取価格になることもあります。
Q. 廃車にするのと買取に出すのと、どちらが得ですか?
ほぼすべてのケースで買取の方が得です。廃車にすると解体費・運搬費・書類手続きで持ち出しが発生しますが、買取なら逆に代金を受け取れます。廃車予定だった車両に値段がついた例は数えきれません。
Q. 法人名義でも問題ないですか?
まったく問題ありません。車検証(または登録識別情報等通知書)、委任状、印鑑証明書をご用意いただければ対応可能です。
まとめ
古いトラックを廃車にするか、ディーラーにゼロ円で引き取ってもらうか——その二択で考えている方は、まずトラック専門の買取業者に査定を出してみてください。海外需要、パーツ市場、資源価値のどれかに引っかかって、想像以上の金額が出ることがあります。
広島県は広島港の輸出ルートに加え、造船・鉄鋼・自動車産業の集積と中山間地域の土木需要があり、古いトラックでも正当な評価が受けやすい地域です。広島県内全域、無料出張査定で対応していますので、お気軽にご連絡ください。